あかるい月のした

坂の上に住んでいて、月が明るく見えます。

目一杯の光

中学生の頃、ブログを書くことがとても楽しかったことを、ふと思い出した。(急いで、イヤフォンを耳に、ユーミンのアルバムを聴きながらこの日記を書いてみる。)


それから15年ほど経ったいま、私は未だに文章をインターネットにアップしている。ここに至るまで、色んなことがあった。そうして就いた今の仕事では、本の売り場に携わったり、店舗発信の記事を書いたりしている。思い描く「理想」の働き方に近づけていくのは、自分自身なんだろうと、苦しく悩んでいた事を、ぐっと思いなおして姿勢を正す。


自分の「好き」に携われて、思いを目に見える形にして、それを画面の向こうのお客様に届けること。一歩ずつ自分の頭の中から離れていって俯瞰してみると、貴重で、やりがいのある仕事に就けてるんだと感じられる。この道を選んでよかったと、道半ばながらに、強く思う夜。春が近付いてきて、またあの川沿いの公園に桜が咲く。目一杯の光を浴びられる日を、今は、じっと待ち侘びる。私は、変わらないままでいい。