あかるい月のした

坂の上に住んでいて、月が明るく見えます。

くるっとたどり着く

8:15頃起床。

よつ葉のバターは、ちょっと塗りづらいので、二つ折りにして食べた。そうしたら、ほのかな熱でジュワッと溶けて、バターの美味しさが味わえて良かった。今夜のカレーに贅沢に使おうかな。二人暮らしなので、最近は市販のルーを半分しか使わないようにしている。幼馴染から頂いた富士ホーローの鍋が気に入ってて、いつもこれと決めてる。以前はたんまり作って、翌日にも持ち越していたけど、こうやって食べ切れる量を作るのは、どこか気持ちが良いなあ。次のお給料では、柳宗理の10cmの包丁を買うと決めている。楽しみでたまらない。「必需品かどうか」を基準に考えたら、ストンと物欲が落ち着いて、この春はとても快適に過ごせている。大体が、欲しい物のことを考え過ぎだったので、それから解放された〜、嬉しい。


朝食後、お皿を洗おうと、黙々と進めていっても、不安のもやが漂っていて、この状態は嫌だな、どうしようかなと悩んでいた。仕事のことで。ふと、細川さんや高山さんの本が欲しいなあ、立ち読みしたことあるけど、どちらもそれぞれ素敵で、いつか手にしたいな。と、思い返していたら不思議と元気が出てきた。そうしたら、リビングには、たっぷりの陽が入っていて、猫は静かに静かに眠っている。体は健康。とてつもなく毒がたまって、そういうときは大音量で宇多田ヒカルを聴いて踊ったり、千鳥で笑ったり、どうにか分散させる。でも、微かな傷、昔のこと、もう何年も前のあの季節のこと、人、自力じゃどうにもできないこと。この10年、私は何をしてきたんだろ、って、この間は、呆然とした。そして、森山直太朗がテレビで歌ってて、つつつっと、涙が流れた。そんな、3月。


 

フランスのアンティーク品。とても可愛い。


猫さん。とても可愛い。